Loading to Dragon
そいやー!
主語放り棄てて結論から先に述べて仕舞いますと、
演 出 神 が か り す ぎ だ ろ 。
アクティブトークと思わせぶり言動紫さんででグダってた悪食シリーズは全部この為のギャップルール調整の為体だったんだよ!……と言っても良いわ…。うん。
いや全てに於いてテノヒラクルーする心算は無いです(辛口)。幾ら信者でも無いです。信者だからこそないです。
でも兎に角世界が消えてただの記憶再現の二周目っぽさ、消えるまでのシステム上の演出はほんと鳥肌立ちました。ソシャゲと言うかスマホゲーと言うか、昨今家庭用ゲームでもここまでぞわっと来るのって余り無かったんで余計に。(個人的にですが)
はいグダグダとした前置きはさておいて、以下大分適当に考察と言う名の妄想を少しだけ捗らせます。
*
●イザベラ様がまさかのラスボス。
……これはちょっと唐突かなーとは。まあ全主人公との絡みは一応あるし、ド悪党ミハエルの子孫と言う血筋も十分だし、素>進化>進化>覚醒*3と延々練って来た悪事は炸裂していましたが…。
これまでの「イザベラ様のストーリー」。(海外ドラマ調でどうぞ)
亡国の王女で没落したイザベラ。然し彼女は前向きに国を乗っ取る為の画策をしていた。マリアとその父である国王を竜化症にしたものの、マリア排斥には至らない。そこでイザベラは第二の計画とし、邪竜の魔眼を手にするのであった…。
…………………はい、この時点で、世界に絶望していた[幽閉王]イザベラ様となんかもう全然違いますね…。めっちゃ元気に活き活きと、マリア排除国乗っ取り計画立ててます。世界なんて何も無くて、何しても虚無なんじゃー!国や世界を壊して新たになる世界が欲しかったんじゃー!と言う気配が欠片もないです。虚無が云々はカットインのみから伺える台詞だけで(しかも敵に向かって言ってるし)、とても厭世観や虚無感抱いてる人間の行動じゃーないですよね…。
アクセの伏線は後出しなのでノーカン。正当覚醒で「世界は彼女のもの」と一応言っているものの、そもそも世界に虚無を感じていたイザベラ様が、端から悪食襲撃を目論まず王都ゲットと言う考えに走る時点で既におかしいのでなんとも。
(まあ王都の謀略が失敗し、悪食軍勢の手引きしてやんよ!になったのかも知れませんね)
ローザ様の様に改竄されていた気配は当然無く、つーか改竄するなら己の悪事を改竄するでしょう普通。
……一応幽閉辺りの経緯を妄想補完。妄想八割です。
アレンがムカついたので、カインorサイファーに仲間殺しの罪を着せようと企む。
ルカ様の書使いが驚異だったので、英霊たちの封印を目論む(完遂したかどうかは不明)。
マリアの命で或るドラゴンの討伐に向かったサイファーは行方不明に。経緯不明。(イザベラが仲間殺しの罪を着せて、半ば殺す勢いで追い払ったとか)
邪竜の魔眼をカインにプレゼンツ。カインに大量のドラゴンと共に王都襲撃をやらせ、マリア殺害に挑む。
……が、「はずであった」と続くので、恐らく失敗し投獄。
サイファーは記憶を失いジオとなって王都の危機に駆けつけ、無意識ながらドラゴンをひたすら撃退。その後再び行方不明に。
一方、イザベラの護衛でもあるシェルツは恐らくずっと彼女の事を見守り想っていたが、残念ながら通じなかった模様。何度か呼び捨てにし掛ける場面があるので、それなりの信頼や好意(に見えるもの)は得ていたのかも知れませんが…。
幽閉されたイザベラは(マリアの温情で処刑はされなかったのではないかとか)、自らが呼び出した英霊であるイデアの貝殻より悪食勢力の知識を得る。(光イデアに、刻を止める呪法について問いているのはイザベラじゃない気がするんですが…。虚無な人が永劫の刻を求めてどうすんのかと)
或いは世界の裏側の存在、システムの裏の存在である悪食勢力に魅入られ、その力を欲していたイデア(メアリー)にイザベラもまた唆され無意識の内に操られていた可能性もありますが、互いに「世界を崩壊再構築する力を得る」目的が一致していただけかも。
ともあれ、イザベラはイデアの貝殻の力を用いて悪食勢力を召喚し、王都と世界を襲撃、崩壊させようとする。
シェルツは燃える王都にて、未だ囚われている筈のイザベラを救出に向かうが、残念ながら途中退場。
そしてイザベラの元には、彼が王都の騎士であった時からの使命感からなのかそれとも他に何か理由や意味があるのか、ジオが辿り着いていた。然し彼はイザベラを殺める前に「プレイヤー」の介入に気付き、逆に「プレイヤー」に襲いかかって来る。それは無意識に騎士として、イザベラを護ろうとしたのかはたまた。イザベラが「もう護る必要はない」とか言っているのが気になりますが。
(てっきりシェルツが出て来る場面だと思ってたので肩透かしでした…。シェルツ=ジオ、は時間軸的には無いと思うし…)
>ニコ生でのサントラの話から、ジオさんの鎧は中の人とは別の存在的な示唆が出ていたので、シェルツがジオさんの鎧姿で出て来た可能性も…?ていうかジオさんの鎧は一体誰なんですか。
イザベラは「プレイヤー」に因って止められるものの、悪食の軍勢、終末を以下略は降臨して仕舞うのであった……。
……的な感じ?
●放り投げた紫さん。
鍵は王都にある!>あるかもしれない!とかを始めとして、言動が一貫しなさすぎですね。
結局虹の石の事も「鍵」の事も何一つ語らない侭、「終末以下略強すぎオワタ……あれ?そいやー頑張ってる?じゃあボクもうおおおお!」で終わりは御粗末と言うか、一番良いところをなんでこう台無しにしてんでしょうかねこの方はほんと…。
紫さんが「創造主」、或いはその一部とか残滓である事は確定だと思いますが…、その権能は決して万能ではなくシステムの内部仕様に沿っていて、ただ外部の「プレイヤー」とコンタクト出来る、と言うだけっぽいですね。
……つまり紫さんはRTDシステム世界の管理者の様なもの?祖龍と言う「システム内に定期発生するドラゴンのボス」を倒させる為に「プレイヤー」を導き、同時にシステム外の深刻なバグである悪食勢をどうにかせんと、と模索していた。とかそう言う感じ?
「うおおおお!」は自らプログラムにバラけて、「自分」ではなく、終末バグに侵食された「世界」ごと強制終了を試みたとか、そう言うニュアンスな感じがせんでもないです。
(敵の登場と強さ設定のプログラムがハッキングされてバグって、終末さんが無敵状態(倒しても倒しても出て来る)なので、敵を作っている戦闘のシステムをシャットしちゃうよッ!と言うイメージ)
なので、戦闘後にRTDシステム世界が崩壊して行く演出…と。
………つまり、虹の時代を終わらせたのは悪食竜や終末さんではなく、紫さんだったんだよッ!
な、なんだってー(棒
…ので、一遍バラしたシステムは現在復旧待ち、と。紫さんが以前の侭再構築されるかは不明ですが。今までの間延びした喋り方は演技の様なもので、実際は「ッ!!」な方だったと言うのはちょーっと煩さiショックでしたねー…。
●そいやー。
よりしろ、と言うのは世界の、システムの記録部分なのかなと一応解釈してます。
元々の依り代と言う存在が「名も無き魂の器」で、一体どの様なものなのかは良く解ってませんが…、ネフティリアが共に過ごす事で「それ」には命や人格の様なもの、魂が与えられ。
そうして永い刻を経て、放浪した世界のそこかしこにその魂の記憶が遺された。ディオーネ曰くの「生きる自由を目指した意志、生きる意味そのもの」が。
よりしろは「プレイヤー」がソウル(地に眠る生命の活力、魂であって、エネルギーであると思うんですが)を溜めると、それを裡に保存してくれる。そしてそのソウルを書から召喚した英雄達の活力(経験値)にする。まあ言葉通りの魂(ソウル)の器と言う事なのでしょうが…、
今回終末さんに対抗しガンガン湧いて来た「そいやー」軍勢は、生きようとする世界の意志や人々の願いの様なものを裡に溜めて次々向かって行った……とかそう言う解釈でおk?
……まあ紫さん曰く「絶対的な封印がまだ足りない…。よーしうおおお!」だった訳ですが。
世界が崩壊し再構築する寸前に、よりちろと言う、新たな世界の「生きる」可能性が遺されたと言うのが良いですね…。ブワッと来ました。
●禁書館。は。
システム上のライブラリと言うか、世界の記憶と記録が常に集約されている、いつでも読み出し書き出し可能な一種の概念存在みたいな気がせんでもないので、まだあると思います。で、ないとゲームシステム成り立たないので…。
と言うか、感覚としては「RTDシステムの根幹はシステム停止して再構築中。今「プレイヤー」の手元に遺されているのは「書」の再現しているエミュレーターの様なもの」なんじゃないかなと…。だからユーリカ様が紫さんに代わってガイドまで務めてくれていたり、悪食四色龍が出るクエストが残っていたり。
●世界崩壊って。
今まで何色時代も千年毎に「滅んで」来ましたが、今回の様なシステム上の「滅び」ではなく、飽く迄再起動程度のものだった、んだと思います。
アヌビスさんとかが、ちょっと不要なファイルが増えてキャッシュが圧迫始めちゃったから、ゴミ箱を空にしたりメモリ解放したりしました、的な。
今回見事にシステム毎再構築や刷新(?)をする羽目になったのは、幾度も何千年も繰り返せば世界に、システムに歪みぐらいそりゃ生まれますよと言う事でしょうか。
ツイッターにて会議室の、ノーマルクエストらしき図解がありましたが、システムの再構築によってノーマルクエストがゼロに戻る可能性もありそうですね。
て言うかどう言う再構築をするかが問題ですね。はてさて何千年の歴史と各キャラの物語をこの侭放置するのか。今の所それぞれのキャラクターや歴史を掘り下げる要素は、そのキャラクターの進化以外ではほぼ皆無でしたが果たして…。
既存の今まで行われてきたイベントクエストはスペシャルエリア辺りで再配信すればいんじゃないでしょうかね…?
何れにしても「プレイヤー」も紫さんも一旦「終わり」を見たワケですし、その侭ほぼ何事も無かった様に、ちょっとノマクエを刷新しただけの世界に「戻って」来たら流石に興冷めだと思います。今回の無理矢理畳んだ風呂敷の出来…と言うか畳む妙技だけは素晴らしかったのですから。
……難しいですねー…。と言うかロードラ第二章へのハードルがどんどん上がって行きますよホントこれ。
●疲れたので一旦まとめ。
今まで散々思わしげに振って来たあれやあれやこれは何一つ回収されず、匂わせるだけの伏線ですらない要素ばかりを風呂敷としてどんどんどんどん拡げて、唐突に訪れた最終章にて紫さんがその、今までのロードラで行われて来た「ユーザーとの理解のキャッチボールを放棄した投げっぱなし」ストーリーや演出を、もう態となんじゃないかと思う程に過剰に顕し行い。
そうして、暗くなる世界、消えるパネル、壊れていくメッセージウィンドウ。それらの、ゲームを飛び出し「プレイヤー」に直接語りかけ与える様な、ぞくりとする良演出で、緞帳の閉め方だけは実に鮮やかで心に残るものとなりました。
ユーザーがストーリーから置いてけぼりにされていても、演出や雰囲気だけで心を掴めると言う、ロードラをベタ誉めして仕舞う悪い原因なのだろうとはそのへんにつくづく思ってはいますが…、
ストーリーと言う意味で全く納得や満足は出来ませんでしたが、世界とシステムの崩壊そして再構築までのカウントダウンと言う、プレイヤーを引きずり込む演出だけはほんと何度でも誉めたい所です。
同じ様な所謂メタ的な要素を逆手に取ったゲームとして、エースコンバット3を思い出しました。…別に挟まる所ではなく、「プレイヤー」が最後にちょっと茫然とするあの虚無感と言いますか。その本意が存外下らない所だったと言うのも含めた虚無感でしたが。アレは。
(エスコン3は、ディスクの仕掛けも含めてその「後」も見事過ぎたので、エスコンシリーズとしてはちょっとアレでも個人的には未だ絶賛対象なんです)
あとはバイオショック無印。まあアレはプレイヤー=操作キャラと言う、メタと言うか内部メタですが。プレイヤーの力ではそれを止められない無力感と言う所では。
で、今回ロードラの「終焉」で少し近いかなと思ったのは、サンサーラナーガ2でした。
……いや、ホントにそう言う感じになりそうな気がしないでもないですよ、ロードラ第二章(仮)。なんて。
まあ流石に「書棚」のデータは全部消えないでしょうが、クエストの進行やイベクエの「記憶」は消えそうですし…ね。
*
えーと長くなりましたが…、放り投げまくりのストーリーや主人公組の放置(元より彼らは「最初のとっかかり」であるだけで、プレイヤーの分身と言う訳ではないと言われていましたが)、そして何より紫さんが一人理解し説明無しで突っ込み続け、プレイヤーがやっているのにさも自分がやっています面をして不快感を与え続けたりしたと言う問題はありましたが。
最後の演出だけはホント手放しで絶賛します。世界が終わる、ゲームの世界のシステムが壊れて行く、その様は、自分のプレイしていたデータが消えるとか言う次元の意味ではなく、「一つのなにかが終わるのだ」と言う感覚をもたらしてくれました。
単なる演出であっても、指を動かしているだけの「プレイヤー」にそんな感覚を与えてくれるものってそうそうないと思います。しかも感情移入の問題ではない所で。
主語放り棄てて結論から先に述べて仕舞いますと、
演 出 神 が か り す ぎ だ ろ 。
アクティブトークと思わせぶり言動紫さんででグダってた悪食シリーズは全部この為のギャップルール調整の為体だったんだよ!……と言っても良いわ…。うん。
いや全てに於いてテノヒラクルーする心算は無いです(辛口)。幾ら信者でも無いです。信者だからこそないです。
でも兎に角世界が消えてただの記憶再現の二周目っぽさ、消えるまでのシステム上の演出はほんと鳥肌立ちました。ソシャゲと言うかスマホゲーと言うか、昨今家庭用ゲームでもここまでぞわっと来るのって余り無かったんで余計に。(個人的にですが)
はいグダグダとした前置きはさておいて、以下大分適当に考察と言う名の妄想を少しだけ捗らせます。
*
●イザベラ様がまさかのラスボス。
……これはちょっと唐突かなーとは。まあ全主人公との絡みは一応あるし、ド悪党ミハエルの子孫と言う血筋も十分だし、素>進化>進化>覚醒*3と延々練って来た悪事は炸裂していましたが…。
これまでの「イザベラ様のストーリー」。(海外ドラマ調でどうぞ)
亡国の王女で没落したイザベラ。然し彼女は前向きに国を乗っ取る為の画策をしていた。マリアとその父である国王を竜化症にしたものの、マリア排斥には至らない。そこでイザベラは第二の計画とし、邪竜の魔眼を手にするのであった…。
…………………はい、この時点で、世界に絶望していた[幽閉王]イザベラ様となんかもう全然違いますね…。めっちゃ元気に活き活きと、マリア排除国乗っ取り計画立ててます。世界なんて何も無くて、何しても虚無なんじゃー!国や世界を壊して新たになる世界が欲しかったんじゃー!と言う気配が欠片もないです。虚無が云々はカットインのみから伺える台詞だけで(しかも敵に向かって言ってるし)、とても厭世観や虚無感抱いてる人間の行動じゃーないですよね…。
アクセの伏線は後出しなのでノーカン。正当覚醒で「世界は彼女のもの」と一応言っているものの、そもそも世界に虚無を感じていたイザベラ様が、端から悪食襲撃を目論まず王都ゲットと言う考えに走る時点で既におかしいのでなんとも。
(まあ王都の謀略が失敗し、悪食軍勢の手引きしてやんよ!になったのかも知れませんね)
ローザ様の様に改竄されていた気配は当然無く、つーか改竄するなら己の悪事を改竄するでしょう普通。
……一応幽閉辺りの経緯を妄想補完。妄想八割です。
アレンがムカついたので、カインorサイファーに仲間殺しの罪を着せようと企む。
ルカ様の書使いが驚異だったので、英霊たちの封印を目論む(完遂したかどうかは不明)。
マリアの命で或るドラゴンの討伐に向かったサイファーは行方不明に。経緯不明。(イザベラが仲間殺しの罪を着せて、半ば殺す勢いで追い払ったとか)
邪竜の魔眼をカインにプレゼンツ。カインに大量のドラゴンと共に王都襲撃をやらせ、マリア殺害に挑む。
……が、「はずであった」と続くので、恐らく失敗し投獄。
サイファーは記憶を失いジオとなって王都の危機に駆けつけ、無意識ながらドラゴンをひたすら撃退。その後再び行方不明に。
一方、イザベラの護衛でもあるシェルツは恐らくずっと彼女の事を見守り想っていたが、残念ながら通じなかった模様。何度か呼び捨てにし掛ける場面があるので、それなりの信頼や好意(に見えるもの)は得ていたのかも知れませんが…。
幽閉されたイザベラは(マリアの温情で処刑はされなかったのではないかとか)、自らが呼び出した英霊であるイデアの貝殻より悪食勢力の知識を得る。(光イデアに、刻を止める呪法について問いているのはイザベラじゃない気がするんですが…。虚無な人が永劫の刻を求めてどうすんのかと)
或いは世界の裏側の存在、システムの裏の存在である悪食勢力に魅入られ、その力を欲していたイデア(メアリー)にイザベラもまた唆され無意識の内に操られていた可能性もありますが、互いに「世界を崩壊再構築する力を得る」目的が一致していただけかも。
ともあれ、イザベラはイデアの貝殻の力を用いて悪食勢力を召喚し、王都と世界を襲撃、崩壊させようとする。
シェルツは燃える王都にて、未だ囚われている筈のイザベラを救出に向かうが、残念ながら途中退場。
そしてイザベラの元には、彼が王都の騎士であった時からの使命感からなのかそれとも他に何か理由や意味があるのか、ジオが辿り着いていた。然し彼はイザベラを殺める前に「プレイヤー」の介入に気付き、逆に「プレイヤー」に襲いかかって来る。それは無意識に騎士として、イザベラを護ろうとしたのかはたまた。イザベラが「もう護る必要はない」とか言っているのが気になりますが。
(てっきりシェルツが出て来る場面だと思ってたので肩透かしでした…。シェルツ=ジオ、は時間軸的には無いと思うし…)
>ニコ生でのサントラの話から、ジオさんの鎧は中の人とは別の存在的な示唆が出ていたので、シェルツがジオさんの鎧姿で出て来た可能性も…?ていうかジオさんの鎧は一体誰なんですか。
イザベラは「プレイヤー」に因って止められるものの、悪食の軍勢、終末を以下略は降臨して仕舞うのであった……。
……的な感じ?
●放り投げた紫さん。
鍵は王都にある!>あるかもしれない!とかを始めとして、言動が一貫しなさすぎですね。
結局虹の石の事も「鍵」の事も何一つ語らない侭、「終末以下略強すぎオワタ……あれ?そいやー頑張ってる?じゃあボクもうおおおお!」で終わりは御粗末と言うか、一番良いところをなんでこう台無しにしてんでしょうかねこの方はほんと…。
紫さんが「創造主」、或いはその一部とか残滓である事は確定だと思いますが…、その権能は決して万能ではなくシステムの内部仕様に沿っていて、ただ外部の「プレイヤー」とコンタクト出来る、と言うだけっぽいですね。
……つまり紫さんはRTDシステム世界の管理者の様なもの?祖龍と言う「システム内に定期発生するドラゴンのボス」を倒させる為に「プレイヤー」を導き、同時にシステム外の深刻なバグである悪食勢をどうにかせんと、と模索していた。とかそう言う感じ?
「うおおおお!」は自らプログラムにバラけて、「自分」ではなく、終末バグに侵食された「世界」ごと強制終了を試みたとか、そう言うニュアンスな感じがせんでもないです。
(敵の登場と強さ設定のプログラムがハッキングされてバグって、終末さんが無敵状態(倒しても倒しても出て来る)なので、敵を作っている戦闘のシステムをシャットしちゃうよッ!と言うイメージ)
なので、戦闘後にRTDシステム世界が崩壊して行く演出…と。
………つまり、虹の時代を終わらせたのは悪食竜や終末さんではなく、紫さんだったんだよッ!
な、なんだってー(棒
…ので、一遍バラしたシステムは現在復旧待ち、と。紫さんが以前の侭再構築されるかは不明ですが。今までの間延びした喋り方は演技の様なもので、実際は「ッ!!」な方だったと言うのはちょーっと煩さiショックでしたねー…。
●そいやー。
よりしろ、と言うのは世界の、システムの記録部分なのかなと一応解釈してます。
元々の依り代と言う存在が「名も無き魂の器」で、一体どの様なものなのかは良く解ってませんが…、ネフティリアが共に過ごす事で「それ」には命や人格の様なもの、魂が与えられ。
そうして永い刻を経て、放浪した世界のそこかしこにその魂の記憶が遺された。ディオーネ曰くの「生きる自由を目指した意志、生きる意味そのもの」が。
よりしろは「プレイヤー」がソウル(地に眠る生命の活力、魂であって、エネルギーであると思うんですが)を溜めると、それを裡に保存してくれる。そしてそのソウルを書から召喚した英雄達の活力(経験値)にする。まあ言葉通りの魂(ソウル)の器と言う事なのでしょうが…、
今回終末さんに対抗しガンガン湧いて来た「そいやー」軍勢は、生きようとする世界の意志や人々の願いの様なものを裡に溜めて次々向かって行った……とかそう言う解釈でおk?
……まあ紫さん曰く「絶対的な封印がまだ足りない…。よーしうおおお!」だった訳ですが。
世界が崩壊し再構築する寸前に、よりちろと言う、新たな世界の「生きる」可能性が遺されたと言うのが良いですね…。ブワッと来ました。
●禁書館。は。
システム上のライブラリと言うか、世界の記憶と記録が常に集約されている、いつでも読み出し書き出し可能な一種の概念存在みたいな気がせんでもないので、まだあると思います。で、ないとゲームシステム成り立たないので…。
と言うか、感覚としては「RTDシステムの根幹はシステム停止して再構築中。今「プレイヤー」の手元に遺されているのは「書」の再現しているエミュレーターの様なもの」なんじゃないかなと…。だからユーリカ様が紫さんに代わってガイドまで務めてくれていたり、悪食四色龍が出るクエストが残っていたり。
●世界崩壊って。
今まで何色時代も千年毎に「滅んで」来ましたが、今回の様なシステム上の「滅び」ではなく、飽く迄再起動程度のものだった、んだと思います。
アヌビスさんとかが、ちょっと不要なファイルが増えてキャッシュが圧迫始めちゃったから、ゴミ箱を空にしたりメモリ解放したりしました、的な。
今回見事にシステム毎再構築や刷新(?)をする羽目になったのは、幾度も何千年も繰り返せば世界に、システムに歪みぐらいそりゃ生まれますよと言う事でしょうか。
ツイッターにて会議室の、ノーマルクエストらしき図解がありましたが、システムの再構築によってノーマルクエストがゼロに戻る可能性もありそうですね。
て言うかどう言う再構築をするかが問題ですね。はてさて何千年の歴史と各キャラの物語をこの侭放置するのか。今の所それぞれのキャラクターや歴史を掘り下げる要素は、そのキャラクターの進化以外ではほぼ皆無でしたが果たして…。
既存の今まで行われてきたイベントクエストはスペシャルエリア辺りで再配信すればいんじゃないでしょうかね…?
何れにしても「プレイヤー」も紫さんも一旦「終わり」を見たワケですし、その侭ほぼ何事も無かった様に、ちょっとノマクエを刷新しただけの世界に「戻って」来たら流石に興冷めだと思います。今回の無理矢理畳んだ風呂敷の出来…と言うか畳む妙技だけは素晴らしかったのですから。
……難しいですねー…。と言うかロードラ第二章へのハードルがどんどん上がって行きますよホントこれ。
●疲れたので一旦まとめ。
今まで散々思わしげに振って来たあれやあれやこれは何一つ回収されず、匂わせるだけの伏線ですらない要素ばかりを風呂敷としてどんどんどんどん拡げて、唐突に訪れた最終章にて紫さんがその、今までのロードラで行われて来た「ユーザーとの理解のキャッチボールを放棄した投げっぱなし」ストーリーや演出を、もう態となんじゃないかと思う程に過剰に顕し行い。
そうして、暗くなる世界、消えるパネル、壊れていくメッセージウィンドウ。それらの、ゲームを飛び出し「プレイヤー」に直接語りかけ与える様な、ぞくりとする良演出で、緞帳の閉め方だけは実に鮮やかで心に残るものとなりました。
ユーザーがストーリーから置いてけぼりにされていても、演出や雰囲気だけで心を掴めると言う、ロードラをベタ誉めして仕舞う悪い原因なのだろうとはそのへんにつくづく思ってはいますが…、
ストーリーと言う意味で全く納得や満足は出来ませんでしたが、世界とシステムの崩壊そして再構築までのカウントダウンと言う、プレイヤーを引きずり込む演出だけはほんと何度でも誉めたい所です。
同じ様な所謂メタ的な要素を逆手に取ったゲームとして、エースコンバット3を思い出しました。…別に挟まる所ではなく、「プレイヤー」が最後にちょっと茫然とするあの虚無感と言いますか。その本意が存外下らない所だったと言うのも含めた虚無感でしたが。アレは。
(エスコン3は、ディスクの仕掛けも含めてその「後」も見事過ぎたので、エスコンシリーズとしてはちょっとアレでも個人的には未だ絶賛対象なんです)
あとはバイオショック無印。まあアレはプレイヤー=操作キャラと言う、メタと言うか内部メタですが。プレイヤーの力ではそれを止められない無力感と言う所では。
で、今回ロードラの「終焉」で少し近いかなと思ったのは、サンサーラナーガ2でした。
……いや、ホントにそう言う感じになりそうな気がしないでもないですよ、ロードラ第二章(仮)。なんて。
まあ流石に「書棚」のデータは全部消えないでしょうが、クエストの進行やイベクエの「記憶」は消えそうですし…ね。
*
えーと長くなりましたが…、放り投げまくりのストーリーや主人公組の放置(元より彼らは「最初のとっかかり」であるだけで、プレイヤーの分身と言う訳ではないと言われていましたが)、そして何より紫さんが一人理解し説明無しで突っ込み続け、プレイヤーがやっているのにさも自分がやっています面をして不快感を与え続けたりしたと言う問題はありましたが。
最後の演出だけはホント手放しで絶賛します。世界が終わる、ゲームの世界のシステムが壊れて行く、その様は、自分のプレイしていたデータが消えるとか言う次元の意味ではなく、「一つのなにかが終わるのだ」と言う感覚をもたらしてくれました。
単なる演出であっても、指を動かしているだけの「プレイヤー」にそんな感覚を与えてくれるものってそうそうないと思います。しかも感情移入の問題ではない所で。