白き神々黒き虚構

虚神と言われて、虚ろなる神々の器、と言う懐かしいゲームのサブタイを思い出した。
攻略頑張って作ったっけなあ…。

アプデとかでは無く唐突に追加された四種セット新キャラは霊器化(卵)に続く「虚」神シリーズ。
久々にストーリーがまともに(しかもロードラにしてはちゃんと説明されて)動いたのでちょっとソワッソワッワクワクしました。
霊器化(卵)シリーズの良いところ(?)はストーリーがワンセットみたいにまとめて動いてる事ですねやっぱり。全くバラバラの時代のバラバラの所属キャラの物語を、過去キャラとパズル合わせするのも楽しくはありますが、なんて言うかこう…、理解が楽。

然し霊器化と、今までの○神シリーズ(と卵)は尽く他のキャラや今までの積み重ねをデストロイする様な殺戮ストーリー傾向だったので不安も大きかったのですが…、
結論から言えば、今までのロードラのストーリー中であやふやな立ち位置にあった部分をまとめて説明してくれた(後付けでも構わんです)のもあって、ある意味過去最大のユーザーデストロイな展開ではありましたが(個人的には)「物語」として満足でした。
半端に答えにもヒントにもならない新規要素を投げつけられるより余程に。

*

さて、新キャラが出ると取り敢えず適当に何度か回す事にしてます。で、今回二回分だけ石があったので適当に武器種属性さえ知らず回して、火虚神のギグネスだけ来てくれました。誰だキグナスと空目した奴。白鳥ダンスですよ懐かしい。
性能とかよりストーリーがご褒美だったのでまあ満足。あと高難度とか関係なしに道中使えるスキルはやっぱり良いなあと。
〜ラムラがやり易いとか、スリィがやり易いとかそのぐらいしか浮かびませんけど…。

ともあれ新キャラおみくじで(キャラを気に入って石追加したりして回すのではなく、情報無しに手持ちでさっさとお試し回しと言う事)来てくれたのって、化神のユウカク以来じゃないかな…。その前はフリージア。更にその前がえるたそ。

霊神は属性イメージの、精霊っぽいデザイン(各属性のデザイン性の使い分けも)が好き。
器神は「武器」の名目で「人間の顔」を持つデザインと言う所にストーリー的な意味も、機能性と必要性も全く無いし、(彼らをヒルダが「打つ」のも想像し辛いし)肝心の武器デザイン部分も自分には生理的に駄目でした…。
化神は和風神話的なモチーフやデザインが好き。ストーリーは正に外道でしたが。
卵は竜より人に近いと言うストーリー的な意味はあれど、宇宙的でさえある謎の無機物デザインが未だにちょっと…。一属性につき三種と言う水増しも周年追加キャラとしてはがっかりした憶えがあります。
そして今回の虚神ですが、「機械の神」と言うコンセプト通りの、ヒトであって(有機的な)メカメカしいデザインが好きです。機械と言うには余りに有機的な曲線や機能性の無い突起物などが目立ちますが、古代の遺跡から兵器シリーズを発掘調査したりしていた帝国(前身)のデザインと思えばまあ頷けないでも…?それよりにょろにょろしてるコードみたいなのが堪らない。
全員人間の身体の様なパーツで「神の胎」を持っている(取り込んでいるとかではなく、「持って」る様に見えるのがポイント…?)のも良いです。見た目では水槍と火杖が一番好き。
霊神や化神みたいに属性や武器毎にデザイン性が多少区別されてたら猶良かったんですが。
あと虚神って今まで(の○神系で)余り組み合わせなかった色彩に意図的にしている様に見える気がします。パーツの裏側とかに蛍光色を入れていると言うか、赤と緑、青と紫、黄と水色、紫と黄。
(器神もそう言う傾向があった気がするので、人造物は態とそうしているのかも…?)

性能がすみれさんのハートコールに連動している様な感じなので(無くても問題ないけど)、ストーリー的な意味と性能を無理矢理とは言え絡めてるのも好きな傾向。
(カルディアとかみたいに、ストーリーとLSが全く関係ないのとか時々どうかと思うもの…)
能力的にはアリス覚醒に期待がかかるし、ストーリー的にはすみれさん覚醒の期待値が。

*

まあそんな好みの話とかはさておいてストーリー行きましょう。
焦点は簡単に言うと「未来」です。
宝条まゆの故郷であり、宝条ゆり、大佐、北条みなと、葉空すみれなどが戦っていると思しき時代。
第七帝国、王律軍などと言うワードは出ていたものの、「虹の時代」である「現在」とどう繋がっているのかいまひとつはっきりとしていなかった「未来」での話。
ぶっちゃけ、みなとさんの外見や大佐のストーリーが妙に浮いていたので、物凄い過去、或いは「未来」の創作なのではないかとか思っていましたよ…。

と言う訳でここで整頓の為に「未来」の人々のストーリーとか一行まとめ。

・FAZシリーズとHOJシリーズ
「第七帝国」の造った人造魔道機と人型機械兵。
FAZ:人の身体を素体として機械で補って動いている=人型機械兵。素体は元々罪人だった。エリートタイプ?
すみれさんはFAZシリーズだけど、FAZ-06との関係は不明。FAZー06は人型機械兵の筈が思いきりロボットなので、ヴァリスタらの様な初期ロットで、脳ミソだけが人間のパーツ?
HOJ:身体も脳もオール機械=人造魔道機(多分)。「記憶」を引き継げるので学習して強化が可能な量産型タイプ。
まゆとゆりとみなとさんはHOJシリーズ。みなとさんだけ「北条」と漢字が違う理由は不明。

・第七帝国と王律軍
人類の進歩と進化の為には機械や禁忌を生み出す事を怖れぬのが第七帝国。
一方の王律軍はそれに反する勢力。
帝国の方が有利そうだけど、実際の戦力はほぼ互角でだらだらと戦争が長きに渡って続いている。

・宝条まゆ
「未来の時代からその時代の英雄として召喚」されて竜退治を行っていた。
救難信号を受けて帝国方面へ向かった。
指令を受けて火口の底にある「或る物」(王威の遺物?)を回収した。
指令を受けて海洋調査中に、海の底で「翠色に輝くそれ」(翠竜弓?)を回収した。
とんでも登山をして電波確認。
世界を救う為に造り出された彼女は最期の「指令」に従う事が世界を後に滅ぼすものであると確信。それに反した己の未来を予測した時、彼女の「心」はどうするかを選んだ。
(「MD」の角についている輪っかを「世界を救う為」に狙って来たものの、「MD」にも考えや決意があると知って引き揚げた)

・えむ
未来から来た潜入捜査官。各時代を旅して「未来」を最終的に救う為に過去に干渉する事も厭わず、様々な事象を監視している。

・葉空すみれ
完全な機械か、或いは半機半人か。何れにせよ彼女は兵器として戦いに明け暮れ、心を疲弊させていた。
同族を殺し続ける日々の中、自身が生まれた事を呪う様になった。
「過去」からHOJと言う識別子を持つそれの通信を受け出会った事で、彼女は自らの過去を殺す戦いを決意した。

・北条みなと
HOJシリーズの一体。
何度も壊れて直されて「記憶」を引き継ぐ内にHOJシリーズの中には自我即ち「心」が芽生えて仕舞うと言う。

・サンダース
金の為だけに動く傭兵集団「VULTURE」の隊長を務めている。嘗ては英雄と呼ばれていたらしい。
「黒き灰」に被われた未来。危険な「竜」討伐の依頼を受けて猶、彼は余裕の体。

・宝条ゆり
ギャルゲの開始の様な状況で、機竜にぶつかって戦闘開始。
過去の時代へ飛んで、この戦争を終わらせると言う辞令を受ける。
(ゆりは更に更に未来か、全く別の未来の子と言う可能性もありますよねえ…?まゆと同じ指令を受ける子がそう何体もいるとは思えないと言うか…、後述する虚神のストーリーでは彼らと戦っているので)

・FAZ-06S
FAZ系統は「罪人」を材料にして作られた人造魔道機。
自我らしきものを芽生えさせたHOJ-021Dの脱走を追った。

・HOJ-021
廃棄されたが、「自我」を手に入れ、脱走した。


……大まかにこんな感じかと。で今回の虚神が、


・ギグネス
数千年後のディティール説明。
四虚神は第七帝国が「神の胎」から半神半機の兵器か何かとして造り出したものの、起動した途端に第七帝国は彼らに裁かれてさようなら。
魂無き死者を動かす「黒き灰」の降り積む世界で、四機は「手にした胎の望む」様に、神としての役割を行おうとしていた。

・ヒュプヌス
FAZ-3028葉空すみれはバベルの機構と「機械」として融合し、世界をあるべき姿に保つ為にバベルを制御していた。
虚神たちと北条みなともその場に居て、彼女の望んだその所業を見守っている。
(「母なる彼女」とされている為、虚神を動かしているのはすみれである可能性が高い?)

・ビオス
HOJ-219宝条ゆりは虚神との戦いに敗北し、今正に破壊(死亡)されようとしていた。
だがそれを、嘗て未来から来たものの時限転移が出来ず、過去より今まで数千年の刻を過ごして来た、HOJ-007宝条まゆが阻んだ。

・タナトス
サンダース率いる「VALTURE」と虚神との戦い。黒き灰によってゾンビ状態となった仲間たちと、それを動かす虚神へと、自らの死を覚悟し挑もうとするサンダース。
ところがそこに黒き衣を纏った正義の味方が現れた。
……マスクドV?


いやほんとクロノトリガー的…と言うよりクロノクロス的なびっくり未来です。
進化前虚神のストーリーは今までの○神シリーズの禁書指定とは異なって年表ですが、えむのストーリー通り飽く迄「虚神未来」の記述であって、選ばれしくんやまゆの頑張り次第で未来は変動する、と言う事ですよね?(未来の事だし、記述された「書」ではないと言う見方も出来るかなと)
じゃないと年表ではゲームオーバーと言うかかなり詰んでますしねー…。西大陸崩壊や最古の七種の絶滅も、「今」から見れば不確定の未来なんだと言う事かなと解釈しときます…。


ともあれ、ここに来てキーキャラが葉空すみれさんです。嘗てはミスと共に実装された葉空すみれさんです。ハートコールの使い道が最近になって漸く出て来た気のする葉空すみれさんです。
彼女のストーリーと虚神のストーリーとを読むと、
 ・すみれは疲弊した心で、この戦争をではなく、己の生まれた事を呪った
 ・己の「過去」と戦う事を決意した
 ・「機械として」バベルを制御する彼女の身は既に人では無くなっていたが、それを歓喜し、同時に血涙を流した
……つまりこれ、イザベラ様に状況が酷似していると言えるのでは無いでしょうか。
己と己の生まれた世界を憎んで呪って、己ごと世界を否定しようとした所とか。
虚神はそんな彼女に力を貸したのか、彼女の意に従ったのか、はちょっと解らないですかね…。
四機は「手にした胎」の神を志す意思に従っている様に読み取れるけど、バベルに組み込まれたすみれを「母なる彼女」としているし、彼女自身の意は全く無視されてる訳ではなさそうだなと。
(人でありながら機械(機構)の部品となった彼女に明確な己の意思が残されているかはさておいて)

己の過去を殺そうとしたのは、過去のHOJ(具体的に誰かは不明だけど、脱走した021か、北条みなとか)からの通信を得た事で、FAZシリーズの一体と言う己が嘗て罪人であった事を知り、その過去を変えようと(殺そうと)したとかそう言う感じ??
機械の身に意思を得たみなとさんが、無為の戦争を終わらせ愚かな人を滅ぼすべくすみれさんを唆した可能性もありそうです。みなとさんに芽生えたのは「心」ではなく「邪悪なもの」とされているので、世界を憎み滅ぼす意思とかそう言う感じで。

〜過去を殺す手段がどう変遷してか、バベルと一体化して世界を滅ぼす方向性になっているのかがちょっと理解不足ですすいません。ストーリー探して重箱つつく余裕が無くて…。

考察ではなく斜め読み消化と言うだけなので、ひたすらに浅いし穴だらけで適当ですがお許しを。


*

おまけ。虚神進化前の虚神未来年表。ほぼ丸写し。

GD7498:第三始界
GD8004:バベル、西大陸の崩壊
GD8012:神の胎の堕天
GD8529:第三次「結記症候群」
GD8828:六大陸の統一と王律国の建国
GD9176:第七帝国誕生
GD9822:最古の七種絶滅と月世界の消滅
GD9999:始界の封印と特異点の断絶
GD10252:胎動
GD11492:起動、北方地区消失
GD11493:バベル転現と邪竜転生
GD11507:浄化開始

まゆの「戻って」来たのが11507年て事ですかね。
果たして「この」未来は変わっているのか。それともこの虚神未来で語られるまゆは過去を変化させ未来を変える手立てを持たず、時限移動の手段を失いただ待っていただけなのか。
MDの輪っかが「何」になるのかほんと全然見当もつかないですねこの流れ…。

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