その方向には ダレモイナイ。
勝った!チェンクロ、完!
一部&二部側唯一の心残りだった「義勇軍、死闘再び」を今更ながらクリア。
隊長復帰だけじゃ勝てなかったぐらいの低PSですが、フィーナ帰還のお陰でなんとか。
使う訳でも何でもないけど、ザレン完凸もしたし、箱開け全部終わったし、一部&二部の未クリアクエストが未入手キャラクエを除けばこれで完全に無くなったので、自分的にやっと終われたのかな感が。
もう三部については色々諦めました。
ただ、ここまで付き合った以上は無課金でも継続して、メインストーリーだけは終幕まで追うつもりです。
尻に火の点いた運営が課金させる為に、メインストーリーまで難易度を極上げ&持ち物検査で来ない限りは、プレイするペースや意欲はその都度変わるでしょうけど、最期までは看取りたいです。
*
例によって、こんな事ぼやいてても仕方ないのは解ってるんですが…、
何かもう、言葉も気持ちもあの運営には届かないんだろうなあと言う諦念に襲われながら、またしても現状の愚痴と言うか…、そう言うものを書き付けて胃痛を和らげる役にでも立てば良いなと…。
*
*
*
正直、チェンクロのストーリーはそれなりに面白いです。と言うより先を気にさせる様な謎が多いので、答え合わせと言う意味での続きが気になる質の面白さです多分。
謎が収束するかと思われた七章は正直言うと期待はずれではありました。一部ラストと同格に運営としては考えている(一旦の決着と新たな旅路と言う意味で)のかも知れませんが、結局何一つ決着は付けずに伏線未満だけを投げて問題は後回し。
まとめると単なる義勇軍同窓会と、三部主人公たちを「義勇軍」として扱う為のセレモニーみたいなもので終了。
そんなストーリーの転換期となるべく重要なポイントで、然し運営が見せたのは「これだけまだ未実装レジェンドキャラが控えてますから」とユーザーを引き留める為の懐かしいキャラの新規イラストラッシュ。
そんな状態で、今後八章になってそれぞれのストーリーを追う三部主人公たちの影は益々薄くなる一方か…?と思った所でまさかの、実装済みの三部新規メインキャラたちの「引き直し」でもある、新バージョンの実装と言う暴挙。
……今の運営にとってのストーリー進行とキャラ立たせは、現役の三部キャラクターに新規イラストを付けて性能を引き上げて、限定で再販売する事だったようです。
今回バージョン2として強化版が再実装されたのは、三部主人公の一人アリーチェ篇のメインキャラの一人のカーリン。
カーリンはメインストーリーを進める中でRのレアリティとして全員に配布される、アリーチェの親友と言う、一部&二部で言う所のカインやミシディアやマリナの様なポジションに当たるキャラの一人。
ので、メインストーリーを読んでいる人には当然の如く馴染みのあるキャラクターだし、手元にも(売却可能だしRは使える性能ではないとは言え)一人は確実に居るキャラでもあります。
そんなカーリンは、今から丁度一年前頃に、賢者の塔舞台の踏破イベントの特効のSSRキャラとして実装されました。特効と言う性質上、引いた人も多かったのではないかと思われます。
イベント終了後には三部酒場入りしたので、イベント後に手に入れた人も勿論居る事でしょう。アリーチェ篇が好きで彼女らを揃えて使っていた人も勿論居るでしょう。
現在のレジェンドまみれの中では幾分見劣りする性能とは言え、年代記の塔などの高難度でも無い限りは普通に使えるキャラクターで、伝授も可能なので色々と遊べるキャラでもあります。
何より前述通りのメインキャラの一人である事、また、所属賢者の塔では稀少な拳武器でもあるので、深淵の渦用などに稀少な武器を持たせた人も多かったのではないでしょうか。
繰り返しますがたった一年です。チェンクロでは最高レアリティ(形骸化した記号ですが)のSSRです。メインキャラです。
それを、「特殊なアイテムに因って好きに強化出来る」義勇軍記システムのキャラとして、性能完全刷新での新バージョンとしてリリースです。勿論最近のチェンクロ新ガチャの例に漏れず「限定」です。
しかもチェンクロではフレンド以外の同一人物キャラは同時運用出来ない断固たる仕様がありますので、完全に「バージョン1」になるカーリンは切り捨てられた形になります。
進化や覚醒などのシステムを採用しているソシャゲだったら、このバージョン2は順当にそう言った形で実装されている所でしょう。
然しチェンクロではキャラクターの進化や覚醒と言った要素は行わないと公言している通り、旧カーリンは僅か一年でキャラとして使い捨てられ、完全上位版として再販売と言う形になりました。
三部に入ってレジェンドとして、一部&二部のキャラクターが新規イラストを引っ提げ性能大幅強化で実装されて行っていますから、バージョン商法がどうたらと言うのは今更と言えば今更です。
ですが、僅か一年と言う短期間で、お祭りや記念的なお着替えバージョンや職変えでも無い、完全な同一キャラの「成長」バージョンを再販売すると言うのはどうかと思う所です。
一部&二部のキャラのレジェンド再登場は、五年後と言う設定的な変化もあったし、矢張り旧キャラたちのファンも多く愛着もそれぞれあった故に、成長したキャラクターたちとして正当なバージョン違いと言う形で受け入れられていたのだと思います。
実際一部&二部のキャラは殆どがゲーム的な意味でキャラクターとしての賞味期限を過ぎていると言っても良いので、現行のストーリーやクエストを、強化し成長した姿で楽しめるのは嬉しいでしょう。
一部&二部からのプレイヤーでその頃の旧キャラを所持していても、そのキャラを引いたのがもう二年以上は前ならば、十分(かどうかは解らないですが)元は取れていると言って良いかと思います。
参考までに、一部賢者の塔酒場排出SSRのユニは、限定としてVer2が出たのは実装から三年近く後の事でした(イベント特効の浴衣Verは除く)。
またその際には旧ユニを強化する専用武器を同時に実装する事で、旧ユニを所持している人たちへのフォローも一応もあり、酒場産の旧ユニは型落ち感あれど完全に無意味にはなりませんでした。
一方で今回のカーリンは、リリースからたったの一年。まだ多いとは言えない新世代SSRキャラ。
そんな賞味期限内のキャラが大幅強化されて限定キャラとしての再販売ですよ…?勿論旧カーリンへのフォローなど一切ありません。
元々Ver2と言うのは、少なくとも一部&二部の頃は、旧バージョンがリリースから長い時間が経過してどうやっても型落ち性能である事が否めなくなって仕舞った人気キャラたちを、現役でも使える様に手を加えて出した(或いはSRビエンタやRミニモらの様に成長も表した)ものだと言う大義名分がありました。それでもVer違い商法として批難も出た様です。それ故の旧キャラへのフォローなどだったのだと思います。(ビエンタVer2らは登場時の特効フェスで引き当てた人へ旧Verが配布されていたそうです)
つまりバージョン2、お着替えなどの変則的なものではない正当強化版と言うものは、レジェンドなど限定フェス産を除けば十分に現役でいられるキャラクターに対して行うものでは無いんじゃないの、と言う事。
損得の問題ではなく、あっさりと既存のキャラクターを使い捨てて切り捨てた運営の姿勢が問題です。ガチャを引いてキャラを当てた喜びが風化しない内のバージョン2再実装では、元を取るどころか一年前〜今までの間に頑張って、或いは運良く引き当てた事さえ否定されたも同然。
更に今まで三部酒場を回して来た人たちを闇鍋枠で馬鹿にし、キャラクターを好きな人をこそ踏みにじった暴挙であると思えてなりません。
また、それだけに留まらないのは、アリーチェ篇には他に、ベルタ、デルフィーナと言うメインキャラが居て、同様に三部各主人公には皆近しい仲間や親友と言ったキャラが共に居ると言う事です。
アリーチェ篇だけで見れば、カーリンがバージョン2実装となって、親友のベルタやデルフィーナにバージョン2が無い筈がありません。デルフィーナに至っては今年の頭に実装されたばかりのキャラクターで、ユーザー間で実装がいつになるのかと度々囁かれ待たされた子でした。
カーリンVer2が実装された以上、それらのキャラクターの「焼き直し」「引き直し」は最早確定事項です。今これらのキャラクターを使っている人も、実装時に頑張って手に入れた人も、「新しいのが出るなら四凸しなければ良かった」「引かなければ良かった」と冷や水を差された気持ちになるのは否めませんし、大層不快でしょう。
これから引き当てる人も同様です。目に見えて後々廉価版となると知れた子を引き当てても、喜び度合いは大幅に下がるでしょう。
実装時から例えばSRであったら、伸びしろがあるかも知れない、とまだ思えたかも知れません。セレステ篇のクーシャンとシーシャンの兄妹に関してはそのパターンですが、残念ながら他に同様のレアリティと立場のキャラクターはいません。
明らかに無計画に実装して行ったのが伺えます。仮に当初から計画があったとしても、僅か一年で強化版をリリースするのは、ユーザーを舐めきっているとしか言い様がありません。
数ヶ月前から運営は、今まで一ヶ月に一度は、「ガチャ券であるプレミアムチケットを10枚」リング交換で入手出来た所を、「プレミアムチケットを5枚、三部酒場SPチケットを各酒場1枚づつ合計5枚」に変更したり、イベント報酬やキャンペーンなどで折に触れては三部酒場SPチケットを配布していました。
要するに、三部酒場の価値を下げ、酒場ガチャより排出されるSSRの価値も下げた、と言う事です。以降三部酒場に新キャラが全く追加されなくなった事がその目論みを証明しています。
これに因って相対的に限定ガチャの価値は更に上がるし、三部酒場のSSRでもある、カーリン、ベルタ、デルフィーナ、シャディア、ヒトリなど、バージョン2の約束されたキャラクターたちの現在の価値も下がります。価値が下がれば入手した人たちも、そのキャラたちを持っていない人たちも、引き易いキャラだし仕方がない、と言う印象に幾分傾くでしょう。
常時入手可能性のある旧バージョンのキャラと、限定フェスでのみ入手出来る新バージョンのキャラ。そう言った解り易い区分が、三部酒場が頻繁に廻し易くなり価値が下がる事で加速する訳です。
三部メインキャラとして常設酒場ガチャにて実装したキャラクターたちの価値を態と下げ、限定の焼き直しメインキャラを作って価値を上げて販売する。これが、キャラクターの使い捨てと言わずして何なのか。
仮にも絆をテーマにしたゲームが、キャラクターを売り捨て更新していく様になったのは、見るに堪えません。
そうして強化されたバージョン2のキャラクターも、年代記の塔などの高難度や所属限定や新世代限定での高難度チャレンジクエストでの持ち物検査のみの特効キャラの様なもの。
「強くなるから引いてね!」「この高難度クリア出来るから引いてね!」それだけです。
セールス的にはたった一年しか間を置かず、五年を経た設定のレジェンドキャラたちを追い抜く「強さ」性能。そう言った設定に対する摺り合わせなんて一切無い、「後から出たキャラが強い」だけの単純なインフレの先の事が「成長した」と物語上で語られるのも納得が行き難いです。
フェスのバナーで堂々と「伝説を超越しろ」と書き、レジェンド以上の価値がある様なものだと宣伝。三部焼き直しメインキャラを持ち上げる為に三部酒場の価値を下げ、一部&二部からのレジェンドキャラの価値(印象)をも同時に引き下げる。一部&二部からのファンにとっては複雑なものがあるでしょう。
単純な限定キャラのインフレ重ねで、つい数日前に引いたガチャすら過去になる現状では、キャラクターコンプを目指したい人でも、高難度をプレイしたい人でも、一度のガチャに対する達成感も喜びも一瞬と思えば薄らぐ一方。
更に言うと、「義勇軍記」と言うシステムにも問題があります。
カーリンの前の、トロメア実装の時からでしたが、義勇軍記での最大成長値をフェスキャラクター紹介時に記載する事で、さも強くなる様に見せかけておいて、実際強化に必要なインクと言うアイテムは誰でも無限に手に入れられるものではなく、現状では限られた個数しか存在しないものです。
特にカーリンVer2のパーティアビリティ強化に必要な紫のインクは、所属と新世代の縛りプレイを要求されるメインストーリー「上級」のクリア報酬である為、容易には手に入りません。
この、新規にも向かない上に優良誤認と言っても差し支えの無い様な宣伝・販売方法には大いに問題があると思われます。
インクの入手手段は現状、イベント報酬やメインストーリーの一部のクリア報酬。それに加えて、ガチャの回数ボーナスのみしかありません。
義勇軍記で育成が可能なキャラクターは現在、主人公(隊長)、フィーナ、ヘリオス、トロメアの四者。これにアリーチェとカーリン(但しバージョン2)が追加される訳ですが、全員を育てるにはインクの個数は確実に足りません。
カーリンは欲しくないけど、フィーナを育てる為にはカーリンのフェスを回してボーナスのインクを手に入れるか、次のイベント報酬を待つしかない…。そんなケースも有り得る訳です。
インクと言う存在はただでさえ、今までは石だったメインストーリーのクリア報酬に置き換わって登場したり、イベント報酬からプレチケなどを減らして押し込まれたりと、顰蹙を買っていたものです。それが今までプレチケ枠だったガチャボーナスにも入り込んで来ているのだから、今回の引き直しフェスをスルーする人らも対岸の火事とは言ってられません。
インクは義勇軍記該当キャラを未所持or特に育成したくないと言うユーザーからはひたすらに迷惑な存在。
運営的にはインクが配布石やガチャ券の代わりと言う発想だったのでしょう。当初から「ストーリーを読めば貴重なインクをプレゼント」などと誇大な宣伝を繰り返して、配布する個数を絞ってインクの価値を高めていましたが、当然ながら義勇軍記で育成出来る対象が増えれば増える程に必要個数が増え、配布を増やせば仮初めの希少性さえ失われると言う、ただただバランスの悪い存在でしかありません。
誰にでも必要性のあるものでは無い以上、ガチャ券と同等の様な扱いをされるのは、明かな価値設定が運営主観の、配布ガチャ券の目減らしです。
後出しに誰もが身構えなければならない、インクを先に使ったら、ガチャを回したら馬鹿を見る。事前情報なんて勿論ほぼ無いも同然。
あのキャラもこのキャラもバージョン2が出るのではないか、三部主人公たちもそうなるのではないか、と疑いが始まり、既存キャラの価値は下がり、安易なガチャは肝心な時の為にと控えられる。
カーリンVer2のフェスも、トロメア実装時以上のハズレSSR枠、三部賢者の塔酒場SSRをカーリン以外全て放り込んだ闇鍋SSRガチャ。カーリン違い、と揶揄されない様にでしょうか、SSRカーリンだけ除いている辺りが姑息です。ちなみにカーリンVer2の排出率は数字だけなら闇鍋SSRより低い始末。
連休前から提示されていた苦行ミッションの達成報酬の一つも、ミッション期限後に置かれた、周回が元より前提の育成クエストのドロップとして平然と設定される始末。虚無周回を乗り越えたユーザーを明かに馬鹿にする所業。
これからVer2を限定で出して行くので三部酒場はもうゴミだけど好きなだけ回してねと言いたげな、キャンペーン景品の三部酒場SPチケットの山。
何もかもが後出し後出し後出しの、その場凌ぎを適当に限定を謳い出していくだけのやり方に、ユーザーからの元から余り無かった信頼は最早ゼロ以下に成り果てました。
記念と謳ったちびキャラは絵とSDモデル以外全てを使い回した挙げ句に青天井。
半分だけしか天井の無いガチャ。
リングガチャやACガチャや大出撃や探索と言った無課金の新キャラ入手コンテンツの放置。
レジェンドフェスの闇鍋化やゲリラ復刻。
ガチャ券の削減、置き換わるインク配布。
所属や新世代限定高難度と言う持ち物検査。
PT固定で自分の手持ちを一切使えないイベクエ。
お着替えキャラの定期化。
限定フェスに混じる酒場産SSRと言う闇鍋。
新キャラを大量に出す癖に一向に実装されず同じキャラばかりのバージョン違いは増加。
既存キャラを丸ごと使い回しただけのバディ。
引き延ばされてるだけだったメインストーリー七章。
SDキャラを用いての今までは無かった理由無きパンチラなどの低俗な表現。
スマホ拘束時間を長くする為だけのミッションでの連休消化。
直後にミッション報酬の一つを安売り。
そしてリリース一年程度のキャラクターの上位版再販売…。
怒りも悲しさも無くて、最早残っているのはただの諦めと、様々な事をどうでも良いと思う投げ遣りな気持ちです。
こうなるかも、ああなるかも、こんな風になれば良いな、とユーザーが期待をしている所には一切触れず、取り敢えず集金優先のキャラ売りとガチャ開催。
キャラクターのドラマやストーリーを楽しむ事の出来るチェンクロは、現状の三部には殆ど残されていません。
メインストーリーの更新だけが唯一の楽しみであっても、散見する実装されないレジェンドや新キャラ、実装を確実に控えた新世代Ver2と、キャラクターを蔑ろにする姿勢がどうしても覗き見えて仕舞うし、ストーリークリア報酬にインクが度々挟み込まれるしと、何だか滅入って仕舞います…。
何だか本の間に宣伝の栞でも挟まっているみたいな心地。
運営していく上での、一定のセールスを上げねばならない事情とかも解りますよ?
でもそれなら、溜め込んで出し惜しみしているレジェンドや新キャラをリリースして世界と物語とを広げれば良いだけの話じゃないですか…。
それらを延々放置して、既存キャラのお着替えを色気付きで出したり、リリースして時の余り経過していないキャラを「レジェンド越え」と誇大広告で売ろうとする、その露骨且つ形振り構わず且つ、キャラを大事にする事を忘れて仕舞った運営の姿勢をどうかと思うんです。
一部&二部側唯一の心残りだった「義勇軍、死闘再び」を今更ながらクリア。
隊長復帰だけじゃ勝てなかったぐらいの低PSですが、フィーナ帰還のお陰でなんとか。
使う訳でも何でもないけど、ザレン完凸もしたし、箱開け全部終わったし、一部&二部の未クリアクエストが未入手キャラクエを除けばこれで完全に無くなったので、自分的にやっと終われたのかな感が。
もう三部については色々諦めました。
ただ、ここまで付き合った以上は無課金でも継続して、メインストーリーだけは終幕まで追うつもりです。
尻に火の点いた運営が課金させる為に、メインストーリーまで難易度を極上げ&持ち物検査で来ない限りは、プレイするペースや意欲はその都度変わるでしょうけど、最期までは看取りたいです。
*
例によって、こんな事ぼやいてても仕方ないのは解ってるんですが…、
何かもう、言葉も気持ちもあの運営には届かないんだろうなあと言う諦念に襲われながら、またしても現状の愚痴と言うか…、そう言うものを書き付けて胃痛を和らげる役にでも立てば良いなと…。
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正直、チェンクロのストーリーはそれなりに面白いです。と言うより先を気にさせる様な謎が多いので、答え合わせと言う意味での続きが気になる質の面白さです多分。
謎が収束するかと思われた七章は正直言うと期待はずれではありました。一部ラストと同格に運営としては考えている(一旦の決着と新たな旅路と言う意味で)のかも知れませんが、結局何一つ決着は付けずに伏線未満だけを投げて問題は後回し。
まとめると単なる義勇軍同窓会と、三部主人公たちを「義勇軍」として扱う為のセレモニーみたいなもので終了。
そんなストーリーの転換期となるべく重要なポイントで、然し運営が見せたのは「これだけまだ未実装レジェンドキャラが控えてますから」とユーザーを引き留める為の懐かしいキャラの新規イラストラッシュ。
そんな状態で、今後八章になってそれぞれのストーリーを追う三部主人公たちの影は益々薄くなる一方か…?と思った所でまさかの、実装済みの三部新規メインキャラたちの「引き直し」でもある、新バージョンの実装と言う暴挙。
……今の運営にとってのストーリー進行とキャラ立たせは、現役の三部キャラクターに新規イラストを付けて性能を引き上げて、限定で再販売する事だったようです。
今回バージョン2として強化版が再実装されたのは、三部主人公の一人アリーチェ篇のメインキャラの一人のカーリン。
カーリンはメインストーリーを進める中でRのレアリティとして全員に配布される、アリーチェの親友と言う、一部&二部で言う所のカインやミシディアやマリナの様なポジションに当たるキャラの一人。
ので、メインストーリーを読んでいる人には当然の如く馴染みのあるキャラクターだし、手元にも(売却可能だしRは使える性能ではないとは言え)一人は確実に居るキャラでもあります。
そんなカーリンは、今から丁度一年前頃に、賢者の塔舞台の踏破イベントの特効のSSRキャラとして実装されました。特効と言う性質上、引いた人も多かったのではないかと思われます。
イベント終了後には三部酒場入りしたので、イベント後に手に入れた人も勿論居る事でしょう。アリーチェ篇が好きで彼女らを揃えて使っていた人も勿論居るでしょう。
現在のレジェンドまみれの中では幾分見劣りする性能とは言え、年代記の塔などの高難度でも無い限りは普通に使えるキャラクターで、伝授も可能なので色々と遊べるキャラでもあります。
何より前述通りのメインキャラの一人である事、また、所属賢者の塔では稀少な拳武器でもあるので、深淵の渦用などに稀少な武器を持たせた人も多かったのではないでしょうか。
繰り返しますがたった一年です。チェンクロでは最高レアリティ(形骸化した記号ですが)のSSRです。メインキャラです。
それを、「特殊なアイテムに因って好きに強化出来る」義勇軍記システムのキャラとして、性能完全刷新での新バージョンとしてリリースです。勿論最近のチェンクロ新ガチャの例に漏れず「限定」です。
しかもチェンクロではフレンド以外の同一人物キャラは同時運用出来ない断固たる仕様がありますので、完全に「バージョン1」になるカーリンは切り捨てられた形になります。
進化や覚醒などのシステムを採用しているソシャゲだったら、このバージョン2は順当にそう言った形で実装されている所でしょう。
然しチェンクロではキャラクターの進化や覚醒と言った要素は行わないと公言している通り、旧カーリンは僅か一年でキャラとして使い捨てられ、完全上位版として再販売と言う形になりました。
三部に入ってレジェンドとして、一部&二部のキャラクターが新規イラストを引っ提げ性能大幅強化で実装されて行っていますから、バージョン商法がどうたらと言うのは今更と言えば今更です。
ですが、僅か一年と言う短期間で、お祭りや記念的なお着替えバージョンや職変えでも無い、完全な同一キャラの「成長」バージョンを再販売すると言うのはどうかと思う所です。
一部&二部のキャラのレジェンド再登場は、五年後と言う設定的な変化もあったし、矢張り旧キャラたちのファンも多く愛着もそれぞれあった故に、成長したキャラクターたちとして正当なバージョン違いと言う形で受け入れられていたのだと思います。
実際一部&二部のキャラは殆どがゲーム的な意味でキャラクターとしての賞味期限を過ぎていると言っても良いので、現行のストーリーやクエストを、強化し成長した姿で楽しめるのは嬉しいでしょう。
一部&二部からのプレイヤーでその頃の旧キャラを所持していても、そのキャラを引いたのがもう二年以上は前ならば、十分(かどうかは解らないですが)元は取れていると言って良いかと思います。
参考までに、一部賢者の塔酒場排出SSRのユニは、限定としてVer2が出たのは実装から三年近く後の事でした(イベント特効の浴衣Verは除く)。
またその際には旧ユニを強化する専用武器を同時に実装する事で、旧ユニを所持している人たちへのフォローも一応もあり、酒場産の旧ユニは型落ち感あれど完全に無意味にはなりませんでした。
一方で今回のカーリンは、リリースからたったの一年。まだ多いとは言えない新世代SSRキャラ。
そんな賞味期限内のキャラが大幅強化されて限定キャラとしての再販売ですよ…?勿論旧カーリンへのフォローなど一切ありません。
元々Ver2と言うのは、少なくとも一部&二部の頃は、旧バージョンがリリースから長い時間が経過してどうやっても型落ち性能である事が否めなくなって仕舞った人気キャラたちを、現役でも使える様に手を加えて出した(或いはSRビエンタやRミニモらの様に成長も表した)ものだと言う大義名分がありました。それでもVer違い商法として批難も出た様です。それ故の旧キャラへのフォローなどだったのだと思います。(ビエンタVer2らは登場時の特効フェスで引き当てた人へ旧Verが配布されていたそうです)
つまりバージョン2、お着替えなどの変則的なものではない正当強化版と言うものは、レジェンドなど限定フェス産を除けば十分に現役でいられるキャラクターに対して行うものでは無いんじゃないの、と言う事。
損得の問題ではなく、あっさりと既存のキャラクターを使い捨てて切り捨てた運営の姿勢が問題です。ガチャを引いてキャラを当てた喜びが風化しない内のバージョン2再実装では、元を取るどころか一年前〜今までの間に頑張って、或いは運良く引き当てた事さえ否定されたも同然。
更に今まで三部酒場を回して来た人たちを闇鍋枠で馬鹿にし、キャラクターを好きな人をこそ踏みにじった暴挙であると思えてなりません。
また、それだけに留まらないのは、アリーチェ篇には他に、ベルタ、デルフィーナと言うメインキャラが居て、同様に三部各主人公には皆近しい仲間や親友と言ったキャラが共に居ると言う事です。
アリーチェ篇だけで見れば、カーリンがバージョン2実装となって、親友のベルタやデルフィーナにバージョン2が無い筈がありません。デルフィーナに至っては今年の頭に実装されたばかりのキャラクターで、ユーザー間で実装がいつになるのかと度々囁かれ待たされた子でした。
カーリンVer2が実装された以上、それらのキャラクターの「焼き直し」「引き直し」は最早確定事項です。今これらのキャラクターを使っている人も、実装時に頑張って手に入れた人も、「新しいのが出るなら四凸しなければ良かった」「引かなければ良かった」と冷や水を差された気持ちになるのは否めませんし、大層不快でしょう。
これから引き当てる人も同様です。目に見えて後々廉価版となると知れた子を引き当てても、喜び度合いは大幅に下がるでしょう。
実装時から例えばSRであったら、伸びしろがあるかも知れない、とまだ思えたかも知れません。セレステ篇のクーシャンとシーシャンの兄妹に関してはそのパターンですが、残念ながら他に同様のレアリティと立場のキャラクターはいません。
明らかに無計画に実装して行ったのが伺えます。仮に当初から計画があったとしても、僅か一年で強化版をリリースするのは、ユーザーを舐めきっているとしか言い様がありません。
数ヶ月前から運営は、今まで一ヶ月に一度は、「ガチャ券であるプレミアムチケットを10枚」リング交換で入手出来た所を、「プレミアムチケットを5枚、三部酒場SPチケットを各酒場1枚づつ合計5枚」に変更したり、イベント報酬やキャンペーンなどで折に触れては三部酒場SPチケットを配布していました。
要するに、三部酒場の価値を下げ、酒場ガチャより排出されるSSRの価値も下げた、と言う事です。以降三部酒場に新キャラが全く追加されなくなった事がその目論みを証明しています。
これに因って相対的に限定ガチャの価値は更に上がるし、三部酒場のSSRでもある、カーリン、ベルタ、デルフィーナ、シャディア、ヒトリなど、バージョン2の約束されたキャラクターたちの現在の価値も下がります。価値が下がれば入手した人たちも、そのキャラたちを持っていない人たちも、引き易いキャラだし仕方がない、と言う印象に幾分傾くでしょう。
常時入手可能性のある旧バージョンのキャラと、限定フェスでのみ入手出来る新バージョンのキャラ。そう言った解り易い区分が、三部酒場が頻繁に廻し易くなり価値が下がる事で加速する訳です。
三部メインキャラとして常設酒場ガチャにて実装したキャラクターたちの価値を態と下げ、限定の焼き直しメインキャラを作って価値を上げて販売する。これが、キャラクターの使い捨てと言わずして何なのか。
仮にも絆をテーマにしたゲームが、キャラクターを売り捨て更新していく様になったのは、見るに堪えません。
そうして強化されたバージョン2のキャラクターも、年代記の塔などの高難度や所属限定や新世代限定での高難度チャレンジクエストでの持ち物検査のみの特効キャラの様なもの。
「強くなるから引いてね!」「この高難度クリア出来るから引いてね!」それだけです。
セールス的にはたった一年しか間を置かず、五年を経た設定のレジェンドキャラたちを追い抜く「強さ」性能。そう言った設定に対する摺り合わせなんて一切無い、「後から出たキャラが強い」だけの単純なインフレの先の事が「成長した」と物語上で語られるのも納得が行き難いです。
フェスのバナーで堂々と「伝説を超越しろ」と書き、レジェンド以上の価値がある様なものだと宣伝。三部焼き直しメインキャラを持ち上げる為に三部酒場の価値を下げ、一部&二部からのレジェンドキャラの価値(印象)をも同時に引き下げる。一部&二部からのファンにとっては複雑なものがあるでしょう。
単純な限定キャラのインフレ重ねで、つい数日前に引いたガチャすら過去になる現状では、キャラクターコンプを目指したい人でも、高難度をプレイしたい人でも、一度のガチャに対する達成感も喜びも一瞬と思えば薄らぐ一方。
更に言うと、「義勇軍記」と言うシステムにも問題があります。
カーリンの前の、トロメア実装の時からでしたが、義勇軍記での最大成長値をフェスキャラクター紹介時に記載する事で、さも強くなる様に見せかけておいて、実際強化に必要なインクと言うアイテムは誰でも無限に手に入れられるものではなく、現状では限られた個数しか存在しないものです。
特にカーリンVer2のパーティアビリティ強化に必要な紫のインクは、所属と新世代の縛りプレイを要求されるメインストーリー「上級」のクリア報酬である為、容易には手に入りません。
この、新規にも向かない上に優良誤認と言っても差し支えの無い様な宣伝・販売方法には大いに問題があると思われます。
インクの入手手段は現状、イベント報酬やメインストーリーの一部のクリア報酬。それに加えて、ガチャの回数ボーナスのみしかありません。
義勇軍記で育成が可能なキャラクターは現在、主人公(隊長)、フィーナ、ヘリオス、トロメアの四者。これにアリーチェとカーリン(但しバージョン2)が追加される訳ですが、全員を育てるにはインクの個数は確実に足りません。
カーリンは欲しくないけど、フィーナを育てる為にはカーリンのフェスを回してボーナスのインクを手に入れるか、次のイベント報酬を待つしかない…。そんなケースも有り得る訳です。
インクと言う存在はただでさえ、今までは石だったメインストーリーのクリア報酬に置き換わって登場したり、イベント報酬からプレチケなどを減らして押し込まれたりと、顰蹙を買っていたものです。それが今までプレチケ枠だったガチャボーナスにも入り込んで来ているのだから、今回の引き直しフェスをスルーする人らも対岸の火事とは言ってられません。
インクは義勇軍記該当キャラを未所持or特に育成したくないと言うユーザーからはひたすらに迷惑な存在。
運営的にはインクが配布石やガチャ券の代わりと言う発想だったのでしょう。当初から「ストーリーを読めば貴重なインクをプレゼント」などと誇大な宣伝を繰り返して、配布する個数を絞ってインクの価値を高めていましたが、当然ながら義勇軍記で育成出来る対象が増えれば増える程に必要個数が増え、配布を増やせば仮初めの希少性さえ失われると言う、ただただバランスの悪い存在でしかありません。
誰にでも必要性のあるものでは無い以上、ガチャ券と同等の様な扱いをされるのは、明かな価値設定が運営主観の、配布ガチャ券の目減らしです。
後出しに誰もが身構えなければならない、インクを先に使ったら、ガチャを回したら馬鹿を見る。事前情報なんて勿論ほぼ無いも同然。
あのキャラもこのキャラもバージョン2が出るのではないか、三部主人公たちもそうなるのではないか、と疑いが始まり、既存キャラの価値は下がり、安易なガチャは肝心な時の為にと控えられる。
カーリンVer2のフェスも、トロメア実装時以上のハズレSSR枠、三部賢者の塔酒場SSRをカーリン以外全て放り込んだ闇鍋SSRガチャ。カーリン違い、と揶揄されない様にでしょうか、SSRカーリンだけ除いている辺りが姑息です。ちなみにカーリンVer2の排出率は数字だけなら闇鍋SSRより低い始末。
連休前から提示されていた苦行ミッションの達成報酬の一つも、ミッション期限後に置かれた、周回が元より前提の育成クエストのドロップとして平然と設定される始末。虚無周回を乗り越えたユーザーを明かに馬鹿にする所業。
これからVer2を限定で出して行くので三部酒場はもうゴミだけど好きなだけ回してねと言いたげな、キャンペーン景品の三部酒場SPチケットの山。
何もかもが後出し後出し後出しの、その場凌ぎを適当に限定を謳い出していくだけのやり方に、ユーザーからの元から余り無かった信頼は最早ゼロ以下に成り果てました。
記念と謳ったちびキャラは絵とSDモデル以外全てを使い回した挙げ句に青天井。
半分だけしか天井の無いガチャ。
リングガチャやACガチャや大出撃や探索と言った無課金の新キャラ入手コンテンツの放置。
レジェンドフェスの闇鍋化やゲリラ復刻。
ガチャ券の削減、置き換わるインク配布。
所属や新世代限定高難度と言う持ち物検査。
PT固定で自分の手持ちを一切使えないイベクエ。
お着替えキャラの定期化。
限定フェスに混じる酒場産SSRと言う闇鍋。
新キャラを大量に出す癖に一向に実装されず同じキャラばかりのバージョン違いは増加。
既存キャラを丸ごと使い回しただけのバディ。
引き延ばされてるだけだったメインストーリー七章。
SDキャラを用いての今までは無かった理由無きパンチラなどの低俗な表現。
スマホ拘束時間を長くする為だけのミッションでの連休消化。
直後にミッション報酬の一つを安売り。
そしてリリース一年程度のキャラクターの上位版再販売…。
怒りも悲しさも無くて、最早残っているのはただの諦めと、様々な事をどうでも良いと思う投げ遣りな気持ちです。
こうなるかも、ああなるかも、こんな風になれば良いな、とユーザーが期待をしている所には一切触れず、取り敢えず集金優先のキャラ売りとガチャ開催。
キャラクターのドラマやストーリーを楽しむ事の出来るチェンクロは、現状の三部には殆ど残されていません。
メインストーリーの更新だけが唯一の楽しみであっても、散見する実装されないレジェンドや新キャラ、実装を確実に控えた新世代Ver2と、キャラクターを蔑ろにする姿勢がどうしても覗き見えて仕舞うし、ストーリークリア報酬にインクが度々挟み込まれるしと、何だか滅入って仕舞います…。
何だか本の間に宣伝の栞でも挟まっているみたいな心地。
運営していく上での、一定のセールスを上げねばならない事情とかも解りますよ?
でもそれなら、溜め込んで出し惜しみしているレジェンドや新キャラをリリースして世界と物語とを広げれば良いだけの話じゃないですか…。
それらを延々放置して、既存キャラのお着替えを色気付きで出したり、リリースして時の余り経過していないキャラを「レジェンド越え」と誇大広告で売ろうとする、その露骨且つ形振り構わず且つ、キャラを大事にする事を忘れて仕舞った運営の姿勢をどうかと思うんです。